タマ「昨日の土用の丑の日、鰻食べました?」
ナダ「畑原市場で奮発して3000円の買って食った」
タマ「おお、豪勢っすね」
ナダ「馬鹿野郎、ブラックな居酒屋チェーンで3000円使うよりよっぽど有意義だっつーの」
タマ「ま、そりゃそうでしょうけど」
ナダ「しかし水道筋は鰻をどこで買うのか迷っちゃうね」
タマ「それぞれおいしいですもんね」
ナダ「参議院選挙の迷い方とえらい違いだぜ」
タマ「選挙と比べるかな」
ナダ「大阪鰻構想をでっちあげるような店もなかったし」
タマ「そんなもん構想するなよ」
ナダ「鰻も右派と左派があるの知ってるか」
タマ「なんすか?それ」
ナダ「摩耶山を背にして水道筋の左で売っているのが左派鰻、右が右派鰻」
タマ「普通に東、西でいいじゃないですか」
ナダ「ところが畑原市場の再開発でねじれているのが今回の土用の丑選挙だ」
タマ「なんかややこしいな」
ナダ「ところで、お前はどこの鰻に入れた」
タマ「ウチは居合です」
ナダ「お、与党だな」
タマ「確かにメジャーですけど」
ナダ「都賀川に鰻を取り戻す!だったっけ?」
タマ「そんなこと言ってないってば」
月別アーカイブ: 2013年7月
東神戸を走れ〜クミンたちは灘の街を駆け抜けた・前編〜(プロジェクトN)
風の中のすばる 砂の中の銀河 灘区の歴史と文明を劇的に変えるのはプロジェクトである。 今回お送りするのは、様々な灘のプロジェクトを紹介するシリーズ 「プロジェクトN~灘の挑戦者達」。 メルマガ「naddist」の人気シリーズ「プロジェクトN」が8年振りに復活。
2010年9月8日、第1回「神戸マラソン」が2011年に開催されることが発表された。
日本マラソン発祥の地、神戸に相応しい大会ではあるが、このマラソンに疑問を持つ灘クミンもいた。
問題はコースだった。
ポートアイランドから西へ向かい舞子で折り返すコースが設定されていた。
あの増田明美が5000m、10000mで日本記録を出した兵庫リレーカーニバルが開催されていた王子スタジアムがあり、摩耶山でトレーニングを積み、第1回東京国際マラソンで優勝を果たした喜多秀喜を輩出した神戸製鋼所がある神戸東部をマラソンコースから外すという。
神戸マラソンを名乗りながら神戸市東部の灘区、東灘区を走らないマラソン。
信じられなかった。
交通規制云々、経済効果云々、様々な憶測が流れた。
水道筋で焼鳥店「チンタ本店」を営む東灘区出身のT本も同じような疑問を持っていた。
急遽、深夜の「チンタ」で神戸マラソン対策会議が開かれた。
「そういえば神戸マラソンやりますね」
「灘区走らんからどうでもええけど」
「神戸の半分だけ走って神戸マラソンとか、しょーもない」
「ボクらだけで走りましょか」
「お、いいね〜。コース外れた灘区、東灘区を走るマラソン」
「名前どうしましょ」
「神戸マラソンブレロとか」
「ラテン系もええな。神戸デル・コラソンとか」
「一見神戸マラソンに見える、神戸マランソとか」
「シンプルに東神戸マラソンとか」
そうだ、自分たちで神戸マラソンを外された街を勝手に走ろう。
時計は午前0時を回っていた、酩酊の中、紆余曲折を経て結論が出された。
東神戸マラソン。
42.195kmを勝手に走るという無謀な草レースの開催が決まった。
「で、naddistさんも走りますよね?」
「え?いやオレはフルマラソンなんて無理やって」
「あきませんよ。言い出しっぺがやらなアカンのはこの街のルールやないですか」
「いや…あの…それは…そうやけど…」
「何言うてるんですか。走りましょうよ!」
「ま、マジで…」
ヘッドラ~イ テールラ~イ・・・・・・・・・・・
こうして壮大な草レースプロジェクトはスタートした。
しかし、naddistは少し後悔していた。
まさか自分が走るなんて。
フルマラソンなんて走れるのか?
いや無理だろ?オレ
ヘッドラ~イ テールラ~イ・・・・・・・・・・・
(つづく)
神戸マラソンの開催回数を上回ってしまった 「第5回東神戸マラソン」は神戸マラソンと同じ11/17(日)開催 詳細はこちら
357食目 SORA「辛口チキンカレー」(灘の昼ごはん)
坂バスのバス停で路線図を眺めていたらカレーが食べたくなった。坂バス=摩耶山=法道仙人=インド=カレーという単純な思考が始まると灘の夏は近い。ということで灘の昼ごはんリニューアル特別企画は坂バスに乗ってカレーをはしごすることにした。カレーを食べながらインドな摩耶山を目指す。なんか巡礼の旅チックでワクワクするでしょ。で、「灘の昼ごはん」はグルメブログではないので、今回の旅はカレーの味ではなくビジュアルにこだわることにする。カレーの佇まい、すなわちライスが摩耶山でルーが海、つまりカレー皿の中にいかに灘の世界感が表現されているかに注目したい。まずは岩屋のカレーショップ[SORA]から始めることにした。カレーメニューは和牛牛筋、スパイシーキーマ、辛口チキン三種。「ピリっとインド風に仕上げました」というコピーにひかれチキンカレーをチョイス。平面的なライスの盛りではあるが、中央部がキリっと立ち上がり、摩耶山のシルエット思わせる独立峰っぷりがいい。HAT神戸のビル群を表すかのようなチキンの肉片の配置、そしてなだらかに大阪湾に流れ出すルーのシャバシャバ感、奇を衒った感もなく忠実なジオラマ感あふれる灘カレーだ。
SORA「辛口チキンカレー」
●場所
神戸市灘区岩屋中町5(阪神岩屋駅南西)
●本日の昼食
辛口チキンカレー
750円
其の216 坂バス定期券の巻(灘道中膝栗毛)
ナダ「ええーい!控えー!控えおろう!この定期券が目に入らぬか!」
タマ「すっげ、坂バスの定期!」
ナダ「灘クミンでもほとんどもってない坂バス通勤定期であらせられるぞ!」
タマ「確かに使ってる人見たことないや」
ナダ「しかも坂バスに乗る時『それじゃ乗れません』て言われるんだぞ!」
タマ「それって運転手さんも知らないってことっすよね?」
ナダ「頭が高〜い!」
タマ「頭が高いっつか、一ヶ月8400円って結構高いな」
ナダ「馬鹿者!これで7時20分の始発から21:00の終バスまでの42便全て乗れる」
タマ「確かに@200円×42周=8400円」
ナダ「1日で元がとれる」
タマ「いや、2台で運行してるから無理っす」
ナダ「それにこの燦然と輝く〈通勤〉の文字!」
タマ「通勤定期なのになんとなく浮かれたデザインがいいっすね」
ナダ「しかも通勤定期なのに〈みなと観光バス〉ってのもステキ」
タマ「朝の憂鬱な通勤タイムも観光バス気分ってことか」
ナダ「あとは南野陽子がバスガイドとして乗ってくれたらいうことなしだよな」
タマ「事務所がゆるさんぜよ」
ナダタマ、リスタートします
ご無沙汰しております。naddistです。
フリーペーパー「naddism」(1997年〜)、メールマガジン「naddist」(1998年〜)、ポータルサイト「ナダタマ」(2006年〜)と灘区をユルユルと紹介してきましたが、満を持してxoopsで構築した「ナダタマ」は「めくるめく感」にこだわった満艦飾風情が仇となり、太平洋戦争末期の連合艦隊のごとく沈没しかけましたので、この度小さなヨットに乗りかえ、ブログサイトとして新たに船出することにしました。アドレスも初心に戻り「naddist」の名称を復活させました。引き続きご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。
最初のエントリーは水道筋から小さなヨット「コラーサ号」で大西洋横断を試みた灘区が誇る冒険家、鹿島郁夫氏の名著「コラーサ号の冒険」の表紙で飾りたいと思います。彼のチャレンジクミンスピリットを胸に、ぼちぼちと灘冒険にこぎ出したいと思います。エンヤコラーサ♪
(従来のナダタマもアーカイブスとして残しています。左コラムのリンクからどうぞ)