【灘の昼ごはん367食目】cafe702「カレーライス」

諸説あるが土用の丑の日に鰻を食べる風習はうなぎ屋の販売促進コピーがきっかけらしい。さすがにここまで風物詩になるとは当時は予想できなかったとは思うけど、「土用の丑の日は鰻」という販促コピーが鰻を絶滅危惧種に追い込むんだから恐ろしい。とにかく日本人はこの手のコピーに弱い。いや弱すぎる。「夏はカレー」だってそうだ。ハウスのCMで西城秀樹が「夏はカレー!」と言えばルーの売り上げが上がった。いや、ヒデキじゃなくてマッチか。その後キャンディーズの「おせちもいいけどカレーもね」とか、カレールー業界のキャッチコピーのなんでもあり感は最強だ。そのうち「加計もいいけどカレーもね」とかいい始めるんじゃないか。土用の丑の日の翌日、摩耶山はエアコン入れてるんじゃないかと思えるくらい爽やかで涼しい。暑苦しい街を見下ろし、ヒグラシの声を聞きながらのランチタイム。10種類のスパイスとココナッツミルクがとろーり溶けてるcafe702特製チキンカレーは650円とは思えないヒデキカンゲキなクオリティ。やっぱり夏は摩耶山でカレーなのだ。

cafe702「カレーライス」
●場所
神戸市灘区摩耶山町(摩耶ロープウェー星の駅2階)
●本日の昼食
カレーライス
650円